2025.8.8up
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#02 群馬県高崎市の塗装屋さん 株式会社塗藤
「『やりがい』は、終わった後から付いてくる」
「『やりがい』は、終わった後から付いてくる」
そう語るのは、群馬県を中心に塗装業を営んでいる株式会社塗藤の代表取締役藤ノ木様と専務取締役狩野様。
経営理念に「いっぱい食べていっぱい笑う」を掲げ、外壁・屋根塗装に附随するリフォーム工事を行っている。そんなお二人にインタビュー。
独立のきっかけ、会社として成長した今ーー。そしてオフの過ごし方についても聞いた。
Profile
藤ノ木 善大 (Fujinoki Yoshihiro)
塗装歴19年。
はじめは父親の塗装会社に入社。別の塗装会社で修行後、独立。
Profile
狩野 圭哉(Kanou Keiya)
入社歴3年。
元々は別の仕事をしていたが、「塗藤」の塗装クオリティに感銘を受け入社。
─ 塗装業を始めたきっかけを教えてください。
藤ノ木さん
「父親が塗装業を営んでいたのと、作業着のニッカがかっこいいと思ったんですよね、履きたい!って。」
純粋な憧れから塗装の世界に足を踏み入れたという。
「その後、別の塗装会社に入社して修行を積んでいたんですけど、親方から『もう教えることがない』と言われ独立することになりました。」
そう語るのは、塗装職人歴19年の藤ノ木さん。当時の親方様からの後押しがきっかけで独立を決意したという。次いで、真剣な眼差しで答える狩野さん。
狩野さん
「元々違う会社に勤めていたとき、塗藤に塗装工事をお願いしたんです。その仕上がりに『良い会社だ』と感銘を受けたことがきっかけですね。今は営業として在籍して3年になります。なので塗装歴は0年です。」
と語る。以前は元請けとして、塗藤に仕事を依頼する関係性だったという。
─ 塗装へのどんなところにやりがいを感じますか?
藤ノ木さん
「現場が終わってお客様に『ありがとう』と言われた時が一番。」
「やりがいは多分、やってる時は感じない。終わってみて、後からついてくるものだと思うので。なので現場が終わって『ありがとう』と言われたときに、やりがいを感じます。」
これに対し狩野さんは、
狩野さん
「塗装は工事の最終工程なんです。他の職人さんが手掛けた工程の最終的な「顔」部分。
なので最後の仕上げを完璧に行い、お客様に「良い」と言っていただけた時、関わった全ての職人さんが「良い仕事をした」と評価される。この点が最も魅力的に感じています。」
と、それぞれの観点からやりがいを語ってくれました。
─ 現場で大切にしていることはありますか?
藤ノ木さん
「現場に入れば、私たちはプロですから、全てを大切にしないといけないと思っています。
特に一つ挙げるなら「挨拶」ですね。たとえ仕事があまり器用にできなくても、挨拶がしっかりできていれば、悪い印象を持たれることはないでしょうから。」
と、人間関係の基本を熱く語ってくれました。
狩野さん
「藤ノ木社長と同じで、挨拶が大切だと思います。」
「加えて、お客様が職人の作業中の表情を見て不安にならないよう、常に笑顔でいること、そして真剣な表情を使い分けることも心がけています。」
─ 印象に残っている施工エピソードがあれば教えてください
藤ノ木さん
「これは全部の現場、印象に残ってますよね。独立してからの現場は特に。」
独立して最初の現場について話を伺うと
「1番最初の現場は、トマト農家でした。営業させていただけず3時間ぐらいトマトの収穫。
それを3回くらい繰り返して『何か言いたいことあるんだろ?』っていうので仕事に繋がりました。」
狩野さん
「藤ノ木社長と2人でブラックストーンの補修現場に行ったとき、社長が既存の補修部分と完璧に同じ色をバチッ!と作り上げていてかっこいいなと思いましたね。」
お互いの思い出エピソードを語ってくれました。
─ 得意な塗装はありますか?
藤ノ木さん
「細かい塗装が得意ですね。あの、細々とした、高い集中力が求められる作業は得意です。」
と、自身の得意分野を挙げてくれました。
─ お休みの日は何をして過ごされていますか?
藤ノ木さん
「休みの日は、未来の自分に手紙を書いて郵便局の前で泣いてます。(?)」
狩野さん
「最近でいうと、榛名湖へ蛍を探しに行きました。
行ったんですけど・・・残念ながら・・・。居たことにしてください。(笑)」
と、プライベートのお話も聞かせてくれました。
─ 大塚刷毛のお気に入り商品はありますか?
藤ノ木さん
「間違いなく「伯爵(はくしゃく)」。今まで使った刷毛の中で、ダントツで使いやすい。改良点もないくらい完璧だと思っています。特に握りやすさと使い勝手が抜群で、1本で5~6年使ったものもあります。以前、長年使っていた伯爵を、毛が短いからって捨てられてしまったんですよ。ちょっと泣いたくらい。それくらい大切にしている刷毛です。」
そして2人が見上げる先には、額に飾られている刷毛が。
藤ノ木さん
マルテー最高級樺細工刷毛 額セット
「作ったときは、実際生活にも余裕がなかったし、なんだろう、道具を飾るものだとも思ってなかった。正直今でもあの刷毛使いたいと思います。だけど会社が大きくなる度に、あの刷毛を見て初心を思い出せるようにしたいですよね。」
─ 最後に、今後の夢や目標はありますか?
狩野さん
「私たちが塗装を担当したお客様が、プラスの方向に行ってほしいですね。」
例えば『塗装が長持ちしたよ』とか、店舗であれば『塗装を新しくしたらお客さんがたくさん来るようになったよ』と言われるような、お客様に良い運気をもたらせるような会社になりたいかな。」
はっきりと真っすぐにお答えしてくださった狩野さんでした。
経営理念「いっぱい食べて、いっぱい笑う」シンプルながらにも深い想いが。
藤ノ木さん
「笑う門には福来たるって言葉の通り笑って楽しく過ごしていれば幸せはやってくるし、どんな事も乗り越えられると思っています。それと、とにかく身体が資本だからご飯をいっぱい食べて、馬鹿話でもなんでもいっぱい笑ってれば良いと思うんです。挨拶が出来て当たり前。掃除が出来て当たり前。お客様の事を考える事は当たり前。丁寧に塗るのは当たり前。そこは言わなくてもわかっていて欲しい。」
