2026.4.9up
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#12 澤向塗装工房 澤向様ご夫婦
「不安を安心に。塗装を、楽しめる時間に。」
「不安を安心に。塗装を、楽しめる時間に。」
そう語るのは、北海道北広島市を拠点に活動する澤向塗装工房の澤向さんご夫婦。
外壁・屋根・室内塗装から、家具のリメイク塗装まで幅広く施工を手がけている。
「出会えたお客様には、晴れ晴れとした気持ちになってもらいたい」———そんな想いを胸に、一つひとつのやり取りを大切にしている。
今回はそんな澤向さんご夫婦にインタビュー。
塗装業を始めたきっかけや、休日の過ごし方、そしてお客様との関わりの中で大切にしていることについても聞いた———。
Profile
澤向 良樹 (Sawamukai Yoshiki)
塗装歴29年。
音楽の道を志していたが「手に職をつける」という理由から家業である塗装業を始めることに。
Profile
澤向 千勢 (Sawamukai Chise)
塗装歴14年。
結婚を機に、未経験から塗装業をスタート。塗装を分かりやすく伝える為、ホワイトボードアニメーションを制作し発信。
─ 塗装業を始めたきっかけを教えてください。
良樹さん
もともと親が塗装業を営んでいて、自分は全然やる気がなかったんです。
本当は音楽で食べていこうと思っていて、それがダメになったら困るから「手に職をつけておこう」という、なんとも安易な理由で始めました。
そう語るのは、塗装職人歴29年の良樹さん。
“手に職を”という思いから、親御さんが営んでいた塗装業の道へと進んだ。
一方、奥さんの千勢さんはというと…。
千勢さん
私は結婚を機に手伝い始めたのがきっかけです。それまでは建築業界に興味がなく、全くの未経験からのスタートでした。
そう自身のキャリアの原点を明かしてくれました。
初めての現場について伺うと…。
良樹さん
僕、高所恐怖症なんですよ。その時初めて足場に登って、手すりがない状態でものすごく怖かったのを覚えてますね。今でも高い所は苦手です。
千勢さん
私は若い頃は高いところが大好きだったんですけど、主人から「雑用だけでいいから」と現場に連れて行かれた時に、いきなり「足場に上がってこい」と言われて。
どうやって上がるかも分からなくて…。そのとき、階段の少ない足場を主人がターザンみたいに、アスレチックのようにシュシュッと上がっていくのを見て、「これは無理だな」と思いました。
─ 塗装へのどんなところにやりがいを感じますか?
良樹さん
共通だよね。
そう頷く良樹さん。
千勢さん
お客様と接する機会が多いので、「やってもらって良かった」という言葉をいただいたり、一緒に色を決める作業を楽しんでもらえたりすると、本当に嬉しいです。
─ 現場で大切にしていることはありますか?
良樹さん
やっぱり仕上がりだよね。
戸建てのお客様が多いので、お客様が見る度に「ああ、やって良かったな」と、ずっと長く思ってもらえるように、長持ちするような施工を心がけています。
千勢さん
一つの工事に限らず、“お客様・職人・私たち”の三角形がちゃんと手を繋いで「この工事を成功させよう」と思ってもらえるように、その中心になって関係を繋いでいくことを1番に考えています。
最後までお客様がどんな仕上がりになるか楽しみにしてもらえるように願っています。
現場を支える“繋ぎ役”としての想いが印象的でした。
─ 印象に残っている施工エピソードがあれば教えてください
千勢さん
本当にお客様に恵まれていて、皆さん良くしてくださって、工事の流れも一緒になって楽しみにしてくださるんです。
工事が終わった後も、その繋がりを大事にしたくて、時々お客様のところに顔を出したり、「屋根の調子はどうですか?」と見に行ったりするんですけど、皆さん温かく迎えてくださるのでありがたいなという思いでいっぱいです。
“業者と施主”の関係を超えた温かい交流エピソードを教えてくれました。
─ 得意な塗装はありますか?
良樹さん
嘘ついてもしょうがないんでね。ないです(笑)
好きな作業について伺うと…。
良樹さん
そうですね…。スプレーガンを使っている時は、結構“ゾーン”に入りやすくて、好きかもしれないです。かも(笑)
千勢さん
私も特に好きな作業は無いんですけど…。すみません、ないです(笑)
─ お休みの日は何をして過ごされていますか?
良樹さん
最近、テニスをやってます。
千勢さん
テニスって言っていいのかな?
良樹さん
Nintendo Switch Sportsでテニスにハマって、2人で汗だくになるまでやって、それで肘を壊してしまって(笑)
実際のテニスは一度もやったことないです。
休日の過ごし方からご夫婦の仲の良さが伝わります。
─ Instagramでホワイトボードアニメーションを制作されていますが、始めたきっかけを教えてください。
千勢さん
SNSを見ていたときに流れてきて、昔のパラパラ漫画のようにカタカタ動いて気付いたら最後まで見っちゃってて。それが自分の中で楽しくて、これを使って塗装のことを伝えられないかなと思ったのがきっかけです。
外壁や屋根の塗装は、本当にボロボロにならないと気にされない方が多いんです。手遅れになってしまうと費用が高くなったり、塗装では修繕できなくなったりすることもあるので「こんな状態になったら塗り替えのサインですよ」というのを、大人から子供まで分かりやすく楽しく見れるかな、と思って始めました。
良樹さん
絵に雰囲気があるんですよね。もともと年に何回か手書きの広告を出していて、それがホワイトボードアニメーションを始めるきっかけにもなりました。
奥さんの絵の雰囲気がすごく好きで、それを活かせたら、見る人も内容が伝わりやすいのかなって。
千勢さん
塗装に興味を持ってもらう入り口になれば嬉しいです。
▲澤向塗装工房さんのInstagram投稿より引用
─ 大塚刷毛のお気に入り商品はありますか?
良樹さん
刷毛に関しては、昔から基本的に大塚刷毛しか使ってないです。それに慣れちゃってて。
最近は、“マイクロファイバーバカ”でして、いろいろな製品を試しているんですけど、「これだ」っていうローラーにはまだ出会えていなくて、“ローラー難民”なんです…。
今は主に、「Micro ACE」と「Micro Eight」の2つを現場で使っています。
気に入ってる点を伺うと…。
良樹さん
マイクロファイバーに求めているのは、「飛散しないこと」「塗り肌が良いこと」「含みと吐出しが良いこと」。この3つがバランス良く揃っているものを求めているんですけど、これらのローラーは塗り肌も良くて、含みや吐出しもそれなりで、耐久性はあまりないけど。
北海道はトタン屋根が多くて、塗り肌がそのまま出やすいんですけど、そういう現場でも、綺麗に仕上がります。
あとはマイクロファイバーではないんですけど、「ウレタンくん」は新人の頃からずっと使っています。ドアや仕上げの時なんかは、これ以外使わないです。
─ 最後に、今後の夢や目標はありますか?
良樹さん
お客様と接していると、塗装に対して「よく分からない」「何が分からないかも分からない」という方も多いので、僕と出会った人には不安を解消して、晴れ晴れとした気持ちになってもらえたらなと思います。
千勢さん
私も同じで、お客様の気持ちから“業者不信”をなくしてあげたいという想いがずっとあります。
何が不安なのかを、仕事としてではなく雑談やコミュニケーションの中で解消していけたらと、これまでも、これからも思っています。
良樹さん
楽しんでもらいたいよね。
千勢さん
しょうがなくやるのではなく、「こんな色にしようかな」と考える時間も楽しんでもらいたいなっていうのは常に思っています。
不安を安心に変え、塗装という時間そのものを楽しんでもらいたいと話してくださった澤向さんご夫婦。
【今回登場した商品】



