2026.7.28up
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#15 阿川美装店 阿川 祐樹様
「技術の先は、知識で決まる」
「技術の先は、知識で決まる」
そう語るのは、東京都八王子市を拠点に活動する阿川美装店の代表取締役、阿川祐樹さん。
塗装工事専門店として、技術と信頼を重ねながら日々現場に向き合う一方、塗装講師も務め、後進の育成にも力を注いでいる。
今回はそんな阿川さんにインタビュー。
塗装業を始めたきっかけや当時の想い、講師としての活動、そして今後の夢や目標について聞いた———。
Profile
阿川 祐樹(Agawa Yuki)
塗装歴27年。18歳で父の背中を追って塗装の世界に。
“厚生労働大臣表彰 卓越した技能者~現代の名工~”等、数々の賞を受賞。
塗装講師も務め、豊富な現場経験を生かした実践的な指導を行っている。
─ 塗装業を始めたきっかけを教えてください
阿川さん
父親が元々塗装屋を経営していて、その影響で小学生の頃から作業場に連れていかれてて。
父親が塗った建物を見て「綺麗だな」と感じて、やってみたいなっていう興味はあったんで、18歳の頃からこの道に進むと決めていました。
そう語るのは、塗装職人歴27年の阿川さん。
子供の頃から塗装業が身近にあり、自然とこの業界を志すようになったという。
阿川さん
中学、高校の頃も夏休みなどは現場に連れていかれていたけど、“塗る作業”だけはさせてもらえなかった。一切ね。
清掃や養生といった下地作りから教え込まれたのだとか。
─ 塗装へのどんなところにやりがいを感じますか?
阿川さん
いろんな“色”を使えることが塗装の一番の魅力。
色は無限だから、お客さんと色を選んで、それが実際の現場でどこまで出るかが楽しみです。
自分が塗った建物を何年かしてから見たときに、まだ綺麗な状態で残っていれば、「いい仕事したんだな」っていう満足感が得られるかな。
─ 現場で大切にしていることはありますか?
阿川さん
やっぱり対お客さんの仕事なので、基本的に挨拶、礼儀とか、周りを綺麗にするとかね。そういったことは意識してる。
お客様に「綺麗に丁寧にやってくれてありがとう」と気遣いに気づいてもらえたときがいちばんの喜びかな。
周りへの配慮やコミュニケーションを常に心掛けているそう。
─ 印象に残っている施工エピソードがあれば教えてください
阿川さん
大変だったなっていうのは、真冬の山中でマイナス5度の環境下、4日間連続で高圧洗浄を行った現場ですね。
どうしてもミストになって飛ぶので、洗ったところを踏むと滑ってしまって大変でした。
大変過酷な、真冬の山中でのエピソードをお話してくださいました。
─ 得意な塗装はありますか?
阿川さん
刷毛塗り、ローラー塗り、もちろんスプレーもそうですし、基本的に技術は持っているかなと。
技術って10年で一定のレベルに達して、そこから先は大きく伸びないと私は思っています。その先で大事なのが知識。知識をどれだけ勉強して詰め込んで、どんな現場にも対応できるようにするのが大事かなと思います。
技術に加えて知識を身につけることも大切であると語ってくれた阿川さん。
─ 塗装で一番好きな瞬間を教えてください
阿川さん
いちばん難しい塗装って“鏡面塗装”という鏡のように仕上げる塗装で、ものすごく手のかかる作業なんですけど、理想の塗装であり、それが達成できた瞬間はうれしいです。
難しい現場ほど、「自分ならできる、やらせてほしい」と志願することもあるそう。
─ 塗装学校で先生もされているんですよね?
阿川さん
・東京都塗装高等技術専門 塗装法講師
・ものつくり大学 建設学科非常勤講師
・1級・2級塗装技能士実技試験準備講習会講師として指導をしています。
教えるにあたって大事にしていることを伺うと・・・。
阿川さん
“何のためにこの作業をして”、“どういう風に仕上げていくのか”っていうのを意識させることですね。伝えていくためにも知識が必要だし、技術+知識ですね。
ただ、目で見て覚えるタイプ、耳で聞くタイプ、両方なきゃダメなタイプがいるので、そこが 一番難しいところかな。
─ お休みの日は何をして過ごされていますか?
阿川さん
ずっとサッカーを続けていて、今は息子が所属していたチームで、小学生たちにサッカーを教えています。
子供たちの成長を見ながら、一緒に話したり、声を出したりすることが一番のリフレッシュかな。
─ 大塚刷毛のお気に入り商品はありますか?
阿川さん
刷毛は“黄金GP”。水性・溶剤問わず使ってる。
コシ感とか、自分の手に馴染む感覚、塗料の含みの良さが気にいってるので、ずっと使ってます。
ローラーは“ピーチ”や“ツイスト”など、大塚製品たくさん使ってますよ(笑)
刷毛やローラーなど、大塚刷毛の商品を愛用してくださっていました。
─ 最後に、今後の夢や目標はありますか?
阿川さん
学校教育などで塗装の基本や応用を伝え、若手技能者のレベルの水準を底上げすることが今の目標です。
そこから塗装業界のイメージを変え、若い人がどんどん入ってくるような道筋を作っていきたい。
技術と経験を次世代へ繋ぎながら、若い世代が活躍できる環境づくりを目指していきたいと語ってくれました。
【阿川さんの主な受賞歴】
●国土交通省
土地・建設産業局長顕彰
(建設ジュニアマスター)
国土交通省 土地・建設産業局長が青年優秀施工者として顕彰
●優秀施工者国土交通大臣顕彰
(建設マスター)
国土交通(建設)大臣が建設技能者を優秀施工者として顕彰
●東京優秀技能者
(東京マイスター)
極めて優れた技能を持ち、他の模範と認められる方々を表彰
●八王子市ものづくり産業表彰
八王子市の産業振興に貢献
●卓越した技能者 ~現代の名工~
厚生労働大臣が技能者表彰審査委員会の意見を聞いて決定
●厚生労働 ものづくりマイスター
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▲建設ジュニアマスター、建設マスターの顕彰状

▲東京マイスターの賞状と盾

▲卓越技能章の表彰状と盾

▲八王子市ものづくり産業表彰状、ものづくりマイスター認定証


