あ行
色温度(いろおんど/しきおんど/color temperature)
全ての波長の光を吸収する黒体(想定された理想的な黒体)を熱すると、その温度に応じて光を放射します。温度が上昇するにつれて赤味から青味を帯びた光へと変化します。
光源の色が、熱せられた完全黒体の色とほぼ等しい時、その黒体の絶対温度(K/ケルビン:熱力学温度) でその光源の特性を表現することを色温度といいます。
標準の光については国際的(CIE:国際照明委貝会/仏:Commission internationale de l’éclairage)に定められています。
標準の光源D65(CIE標準光源/CIEひょうじゅんこうげん):
国際単位系(SI)6504K:天空の実測値を統計処理し、昼光の分光分布を理論的に定めた光。
※ケルビン(熱力学温度/記号: K):
日本の計量法第3条の規定では
<ボルツマン定数を1.380649×10−23J/K とすることによって定まる温度(ケルビンで表される温度は熱力学温度とし、セルシウス度又は度で表される温度はセルシウス温度(ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの)とする。)>
と、規定されている。国際単位系 (SI) セルシウス度との換算は、℃ = K
0 ℃=273.15 K
0 K=−237.15 ℃
※セルシウス度(せるしうすど/degree Celsius/記号: °C):
セルシウス温度を表す単位の名称。定義は上記の通り。従来からの定義は、水の凝固点を0℃、沸点を100℃としていた。
一般的には、摂氏(せっし)・セ氏(せし)と呼ばれている。