ローラー
ローラーの基本的な使い方
今回はローラーの基本的な使い方について紹介していきます!
ローラー塗りは住宅の壁など広い面積に塗料を無駄なく塗り広げることができ、刷毛よりも効率よく塗装をすることが出来ます。
一見簡単そうなローラー塗りですが、塗装面に細かいさざ波模様がついてしまうなど上手く仕上げられないこともあります。正しい手順やコツを知ることで綺麗に仕上げることが出来るので、使い方を覚えて綺麗な仕上りを目指しましょう!
ローラーの下準備
塗料を含ませる前に、ローラーの表面に付いている繊維を取り除きましょう!
こうすることで塗料に繊維が混じったり、塗装面にローラーの繊維がついてしまうことを防ぐことが出来ます。
テープの粘着面で転がしたり、手で払うなどして取り除いて下さい。
塗料の含ませ方
塗料はローラーをネットの上で転がしながら含ませましょう。含みが足りないとムラになりやすいので、気泡が出なくなるまで十分に塗料を含ませて下さい。
かといって含ませすぎもよくありません。
十分に塗料を含ませたら、ネットを使って余分な塗料を落としましょう。
ポイント
塗料を含ませたら、紙や木材などに捨て塗りをしてローラー全体に塗料が含まれているか確認しましょう。捨て塗りをしてから塗装することで色ムラや液だれを防ぐことが出来ます。
塗り方
1配り塗りをします
Wを描くようジグザクに塗料を配ります。一度で全体を塗ろうとせず、範囲(2m四方位)を決めて塗りましょう。
2塗料を均一に塗り広げます
横方向にローラーを使って塗り広げます。ローラーを均一な力で回転させて、継ぎ目が凸形状にならないように塗りましょう。
3下から上へ転がします
縦方向にローラーを使って仕上げます。一定方向にゆっくり丁寧に転がしましょう。
ポイント
ハンドルの角度は、出来るだけ変えないように塗りましょう。
例えば、足元近くを塗装する場合に上体を下げずに塗ると色ムラが出来てしまいます。出来るだけ腰を落として、ハンドルの角度を変えないようにしましょう。
ローラーの保存方法
ローラーは繊維が塗料が絡みやすいため、刷毛よりも洗浄しにくいのが現状です。
また溶剤系塗料・水性塗料問わず、ローラーの長期保存は推奨していません。休憩時間や翌日作業などの短時間で保存をしたい場合は以下の手順で保存しましょう!
保存の手順
1使用した塗料に浸漬させます
2水性塗料を使用した後は、水に漬けておきます
3空気に触れないように、ビニール袋に入れて密閉保管します
注意
シンナーに長時間漬け置きすると、毛抜けや剥がれが発生しやすくなります。