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MSDS(化学物質等安全データシート/Material Safety Data Sheet) SDS(安全データシート/Safety Data Sheet )
化学物質の総合管理を適正に進めるためには、化学物質を取り扱う全ての人々が、化学物質の安全に関する情報を十分に認識し、化学物質を適正に管理することが重要である。
このために、化学物質の物理化学的性質、危険有害、取扱い上の注意について記載したシートがMSDS(化学物質等安全データシート/Material Safety Data Sheet)である。
MSDSは、化学物質の総合管理におけるリスクコミュニケーションの「かなめ」として位置づけられ、化学物質安全対策の推進上で基礎的かつ重要な役割をに担っている。(塗料塗装用語集/塗料朝日)
MSDS(化学物質等安全データシート)は、2001年に施行されたPRTR法(化学物質管理促進法)で指定された指定化学物質等を取り扱う事業者が、化学物質や製品を他の事業者に販売・出荷する際にMSDSを提供することが義務化された。
2012年4月にMSDSは、国際連合の「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)」や ISO1104-1で、規定されている略称、SDS(安全データシート/Safety Data Sheet)に統一された。
【記載内容】
1.製品及び会社情報 – 製品名称、SDSを提供する事業者の名称、住所及び連絡先
2.危険有害性の要約 – GHS対応の絵表示や注意喚起語を使用
3.組成、成分情報 – 含有する指定化学物質の名称、指定化学物質の種別、含有率(有効数字2桁)
4.応急措置
5.火災時の措置
6.漏出時の措置
7.取扱い及び保管上の注意
8.暴露防止及び人に対する保護措置
9.物理的及び化学的性質
10.安定性及び反応性
11.有害性情報
12.環境影響情報
13.廃棄上の注意
14.輸送上の注意
15.適用法令
16.その他の情報