な行
ネジ/管用ねじ(ねじ/くだようねじ)
コンプレッサーやスプレーガン、ジョイント類等のねじ部の表示として「Gl/4」、「R3/8」となっているのは、管用ねじの種類を表しています。1982年にISOに準拠するためJIS(B本工業規格)が改正され現在の表示に変更されました。
新旧規格の表示記号を比較すると上の「JIS管用ねじ新旧表示記号比較表」のようになり、「PFl/4」と「Gl/4」は全く同じねじを表していることがわかります。
ネジ部の耐密性を主目的とする管用テーパーねじ「R」は、ねじの締め込みによって漏れを止めようとするときなどに使います。通常、シール剤やシールテープなどを用い、普段は取り外しをしない箇所に使用されています。
平行ねじ「G」はテーパーシートの擦り合わせなどで漏れを防ぎ、ホースジョイント、スプレーガン、コンテナーカップ他、主に取り外しが頻繁に行なわれる箇所で使用されています。精度は有効径の寸法許容差により等級がA級とB級に分かれ、B級はA級の二倍の公差となっています。A・Bの記号は、オネジのみに付けられます。
ネジの呼びで、よく「2分」とか「3分」などと呼ばれていますが、これはホースや配管の内径の呼び径を表しています。1/8インチを「1分」と呼び、ネジそのものは呼称より大きなサイズになっています。
因みに、1/8インチ=3.175mm・1分(尺貫法)=3.03mmになります。(管用平行ねじの基準寸法)